便利な中古ドメイン、危険な中古ドメイン
SEO施策を行う場合、スタートダッシュに有効とされているのが
中古ドメインを使ったサイト作成です。
新規ドメインを使うよりも、順位がつきやすいとして
多くのSEO会社が中古ドメインを購入しサイト作成をしています。
このSEOに効果的な便利な中古ドメインですが、使い方によっては良くない結果を引き起こす事もあります。
そのため、中古ドメインを購入する前にメリットデメリットを知っておくべきです。
■便利な中古ドメイン
中古ドメインを詳しく説明すると、以前誰かがサイトを運営していたドメインの事です。
つまり、既に検索サイトからある程度の評価がされており、リンクもついているというケースも少なくありません。
そのため、サイトを作って公開すればすぐに順位がつくので、スタートダッシュをしたいという際に有効なSEO施策と言えます。
こうした理由から、SEO会社は魅力的な中古ドメインの購入という熾烈な戦いを繰り広げています。
新規でドメインを購入するよりも値段は高いものの、SEO効果の高さが中古ドメインの魅力です。
■危険な中古ドメイン
中古ドメインを購入し、サイトを公開したにも関わらず、順位がまったく上がらない。
もしくは、一時的に上がったもののすぐに圏外に飛ばされてしまった…。
どうにかして順位を上げようと努力するも、結局改善できないまま…。
SEO目的で中古ドメインを購入した場合、こうしたトラブルが発生する事があります。
高いお金を払って購入したにも関わらず、こうした問題が起これば悔いても悔いきれませんよね。
中古ドメインを使ったSEOでは、上記のリスクが発生する可能性があるため注意が必要です。
■何故、順位が上がらなかったり圏外になるの?
中古ドメインは以前のサイトの評価を流用する事で、順位を上げやすいというメリットがあります。
ですが、このサイトの評価というのは決して良いものだけはありません。
実は悪い評価も受け継がれているため、圏外になってしまう可能性があります。
悪い評価とは、googleによるペナルティを受けている場合や、悪質なリンクが貼られているという場合です。
googleによってドメインがペナルティを受けている場合、どれだけ魅力的なコンテンツを準備しても順位には繋がりません。
また、悪質なリンク(以前流行っていた無意味な大量リンクによるSEOリンク)が貼られている場合も、検索エンジンは評価を下げます。
改善して対応できるなら良いですが、手間が掛かるので新規ドメインで作った方が良いという結果になります。
また、厳しいペナルティを受けている場合、順位がつかないどころかINDEXから削除されてしまう可能性もあります。
こうしたリスクがあるため、中古ドメインを購入する場合は以前、どういったサイトを運営しており、どういった評価をされていたかを調べてから購入するべきですね!
■中古ドメインの評価、どう調べるの?
過去にそのドメインがどういったサイトを運用していたかについては
下記のサイトで調べる事ができます。
http://www.archive.org/web/web.php
ですが、上のサイトで知る事ができるのはどういったサイトか?についてだけで、ペナルティについては知る事はできません。
そこで、下記のサイトを使ってドメインがブラックリストに載っていないかを調べる事ができます。
http://www.rbl.jp/checkuri.php
↑のサイトのブラックリストとは、過去にgoogleによりスパム行為を行っていたと判断されたサイトがリスト化されている様です。
そのため、リストに載っていない場合でもペナルティを受けている可能性はありますが、一応調べる事ができるサイトとして紹介します。
■終わりに
今回は中古ドメインのメリットとデメリットを紹介しました。
サイト運用開始からスタートダッシュ的にSEOをかける事ができるメリット。
ペナルティを受けている可能性があるデメリット。
購入したドメインが過去にどういったサイトを運用していたかを調べる事で、上記のリスクを抑えつつメリットを得る事ができます。
ですが、全て調べる事はできないため、ある意味で博打とも言えますね。
SEO会社の場合、外部リンク用のサイト作成を目的に中古ドメインを購入しているため、少ないコンテンツで順位を高める事ができる点が好まれている様です。
もし、しっかり更新をしてサイトを作り上げていくのであれば、中古ドメインでは無くまっさらな状態の新規ドメインをオススメします。
新規ドメインの方が、何が原因で順位が上がったか、下がったかを判断しやすいですよ!