モバイルフレンドリーの実際の所
気がつけば4月が終わりもう5月ですね。
最近の話題だと4月21日からモバイル対応が評価対象となった件でしょうか。
googleの発表では、パンダやペンギンよりも影響はでかいという話だったので、警戒している人も多いアップデートです。
2月の発表から実装まで2ヶ月ありましたが、対策していないサイトも多いですよね。
モバイルでの順位を決める材料となるらしいので、対応すべきです。
■モバイルフレンドリーとはなんぞや
凄く今更感がありますが、モバイルフレンドリーについての説明です。
スマホ利用者の増加により、スマホ利用者がより快適にサイトを検索、閲覧する事ができる状態が好ましいという判断をgoogleはしています。
確かに、今どきはスマホやパットを利用してネットを楽しむのが一般的です。
デスクトップ用のサイトの場合、スマホからだとデザインが崩れてしまったりして利便性に欠けてしまう事も少なくありません。
パソコンからなら便利なのに、出先だと使いにくいサイトってありますよね。
そういったサイトよりも、スマホからでも快適に利用できるサイトを優遇しようというのが、モバイルフレンドリーという新しい評価システムです。
モバイル対応できていないサイトはモバイル検索での順位が下がる。
簡単に言えば単純にこれだけの話です。
デスクトップの人だけに見てもらえれば良いと考えているのであれば、特に何もしなくても良いんじゃないかと思います。(確実に機会損失ではありますが)
対策としてはモバイル対応にするだけというシンプルさ。
パンダアップデートやペンギンアップデートに比べれば優しい感じがします。
■実際のモバイルフレンドリーの影響について
パンダやペンギンより影響がでかいという話を聞いて、
モバイル対応していないサイトは圏外に吹き飛ばされてしまう、モバイル対応していないとヤバイ!なんて事を考えた人は多いと思います。
実際に、2月の発表から実際に適応された4月21日までの間にモバイル対応となったサイトはとても多いですよね。
以前はスマホから見づらかったサイトが見やすくなったりしているので、ユーザーとしてはありがたい変更です。
ただ、実際にどの程度の影響があったかと言えばそれほど大きな影響は無かったかなと感じています。
私の持っている上位表示されているサイトの場合、+-3%前後の影響でした。
ただ、上位表示できていないサイトでは、モバイルからの流入が激減していたサイトもあるので影響があったとも感じています。
何が理由か分かりませんが、影響の大きいサイトと小さいサイトがあるみたいです。
まぁ、モバイル対応していないからといって、政府や警察など公共機関のサイトの順位が落ちてしまったら、利用者としては大問題ですよね。
順位が高いサイトが突然圏外に行けばユーザビリティは低下してしまう事になるため、上位表示サイトへの影響はそれほど無く、逆に順位の低いサイトほど影響を受けるのかな~という感覚です。
■様子見という選択をした人も多い
今回のモバイルフレンドリー対応では、即座にスマホやパット用のCSSを入れて対応したという人だけでなく、何もせず様子見をしていたという人も多いです。
対応への予算や時間など、サイトによってはデザインの大幅変更が必要になるため、様子見しておこうという判断をしたサイトは少なくありません。
劇的な影響はでないと判断したSEOサイトも多いため、放置を選択した人がいるんですよね。
でも、これってずっとこのままというわけにはいきません。
スマホ利用者は今後もどんどん増える傾向にあるため、モバイル対応サイトの重要度は更に高まっていきますし、今後生まれる新しいサイトはほぼレスポンシブルなデザインになるはずです。
そのため、放置しているとモバイル検索での順位は回復するどころか、どんどん落ちていく事になります。
一旦放置はしたとしても、どこかで必ず対応をしなきゃいけないですね。
■自分のサイトがモバイルフレンドリーなのかを調べよう
モバイル対応のつもりがなくとも、実は自社のサイトがモバイル対応だったなんて事もありますし、モバイル対応のつもりで対応出来ていなかったという事もあります。
普通は無いですけど、SEO知識の無い人ばかりの会社だと有りえる話です。
そこで、googleのモバイルフレンドリーテストをしてチェックしましょう。
URLを入れてちょっと待つだけで判定してくれるので簡単。
対応できていない!という場合には修正しちゃいましょう。